や~、どうもどうも!
風来の寄稿ライター「湯の川次郎3世」でした!
モーメントさんのね、管理人さんからね・・・
「おめはごだての人間だべ?せば、はごだての言葉さ紹介する記事ば書いてけねか?」
標準語訳:あなたは函館の人間ですよね?ということで、函館の言葉を紹介する記事をひとつ、書いていただけないでしょうか?)
ちゅ~ことで今原稿さポチクリしてるっちゅ~わけさ。
しっかしなまら売れてるはごだて出のライターちゅったら、俺よ俺!(※注:全然そうでもない)
あっ、、いぎなり函館弁したっけ全国の皆様ワケさわがらねな。
・・・はい。
北海道は日本列島の中でも独特の文化や風習があることがよく知られていますが、その中でも函館弁は特に魅力的な方言として多くの人々から愛されています。
函館弁の独特な言い回しやイントネーションが、地元の人々の暖かさや親しみやすさを表現しているかのようで、聞いているだけでほっこりした気分になれることもあります。
しかし、観光やお引越しなどで実際に函館弁を使ってコミュニケーションをとる際には、そのニュアンスや使い方を正確に理解していることが大切です。
そこで、この記事では函館弁の魅力を徹底解説し、その特徴や文例を通じて地域色豊かな言葉を感じることができるようになりましょう。
さらにあなた自身も函館弁を学ぶことで、地元の人々とより深い交流ができるようになり、函館の観光も一層楽しめることでしょう。
・・・せば、函館の言葉なんてな~んも普通だけど、見てけばいんでしょ!
じぇんこもいらね、大した標準語みたいな函館弁、まて~に教えちゃる!
※おことわり※
なお本記事は函館の方言を解説するためのものであり、実際に若い方がここまでゴリッゴリの函館弁を使うかと言えばそうでもありません。地元のご年配がこんな感じなんだろうな、くらいに割り引いてお読みください。
最近はネットの発達もあり、ほぼ標準語に近い言葉使いとなっています。・・・が、実際に都内で標準語を使っている(つもりの)函館出身者と偶然出会ったりすると、まあ函館の人間同士はだいたい「あ、おめはごだでが」とわかります。そんなもんです。
函館弁の特徴とは
これから、函館弁の方言としての特徴や、北海道の中でも独特な言葉、イントネーションの特徴、地域性が反映された函館弁について解説していきます。
方言としての函館弁
函館弁は、北海道函館市を中心に使用される方言で、いわゆる浜言葉です。他の地域と比べて独特の言い回しが多く見られます。
特に古い街であることから、道内の他地域の方言とは異なる単語や表現がたくさん存在しています。
このような特徴があるため、函館弁を理解することで、地域の歴史や文化に触れることができるでしょう。
北海道の中でも独特な言葉
北海道内でも函館弁は独特な存在であり、札幌や旭川など他の地域とは異なる言葉が多く存在します。
例えば、「小銭」を意味する「じぇんこ」という言葉や、「眼」を意味する「まなぐ」といった独特の言葉があります。(※まなぐ、は少し古い言い回しですが)
これらの言葉は、他の地域では通じないことが多いため、函館弁を話すことで地域色豊かなコミュニケーションができるでしょう。
イントネーションの特徴
函館弁のイントネーションは、標準語とは異なる特徴を持っています。
特に、語尾の上がりが顕著で、疑問文や命令文、感嘆文などのイントネーションが他の地域とは異なります。東北北部の言葉に近いものがありますが、これともまた、少し異なるものです。
自然に函館弁を話すためには、このイントネーションの違いも理解することが重要です。
地域性が反映された函館弁
函館弁は、地域の風土や文化が反映されているため、言葉を通じてその地域性を感じることができます。
イカはもちろん「いが」、植物や子供が育つ・成長することは「おがる」「おがった」など、北海道内でもあまり使われない言葉もあります。
函館弁の文例を紹介
このセクションでは、挨拶や日常会話で使われる函館弁や感情表現に特徴的な函館弁など、幅広い文例をご紹介します。
挨拶や日常会話で使われる函館弁
函館弁には、日常の挨拶や会話で使われる独特な言葉がたくさんあります。
例えば、これは北海道内の他の地域でも使われますが電話において「〇〇です」は「〇〇でした」と過去形になりますし、「少しの間」は「いっときま(いっどぎま)」、「水につける」は「うるがす」「水分を含んだ」は「うるける、うるけた」、「一番いい」は「いっとういい」など、標準語とは少し違った表現が使われます。
また、函館弁では人を指す言葉が多く、親しみやすさを感じることができます。
例えば、「あなた」は「おめ」、「カッコつけた人」は「えふりこき(ぎ)」、「お気に入り」は「めんこ(またはめんこちゃん)などなど、キツいように聞こえますが、どこか奥底に親しみやすさのある言葉が使われます。
面白いとされる函館弁の言葉
函館弁には、他の地域とは一風変わった面白い言葉もたくさんあります。
例えば「タクシー」を「トン車(しゃ)」と呼んだり(※)、「カギ」を「じょっぴん」と呼んだりと、観光客にとっては新鮮で面白い言葉がたくさんあります。
※ここで函館プチ情報!
函館市内にはいくつかのタクシー会社(函館タクシー・通称「函(かん)タク」、第一交通、SK函館相互交通、オーシャンタクシーなどなど)がありますが、中でも「モーモータクシー」は牛柄のタクシーで函館西部の観光エリアでも営業しているため観光客の方でもご記憶に残りやすいかもしれません。
なお地元民は飲んだ帰りに「あっ!俺モーモーさんで帰るからモーモーさん呼んでけねが!」といったりします。(特にご年配に多い)
・・・閑話休題。
そうそう。「カギをかける」は函館(※)の方では「じょっぴんかる」といいます。
※これは道内全域(札幌市中央区のような大都会を除く)でも言いますが函館地方は特に顕著です。
もっとややこしいのが「山田くんが会社事務所のカギをかけようとしたところ、(故障などで)上手く回らず掛からなかった」場合。
この場合は標準語だと
「ええっ、山田さん、事務所のカギが壊れていて上手くかけられないって?でもあなたなら社長のお気に入りだから、きっと大丈夫だよ。私からだとちょっと微妙だから、社長に上手く伝えてみてよ」
となりますが、函館弁の場合は
「やいや!山田おめ事務所のじょっぴんかったっけかからさらないってかい!したっけ社長さ電話して言わんばならんべ。まあ~したっておめだら社長のめんこちゃんだもんなんもないべ!俺だらあんべわりからよ、おめがら社長さ言え!」
となります。
もはや句読点がないと(いや、あっても?)、理解が難しいかもしれませんね。この記事を執筆しながら、文章の限界に挑戦している気になりました。
(※この辺は函館でも地域であったり、そもそも何代前から函館なのか、その人自体の言葉遣いなどで色々変わってくるので、「嘘松!」みたいなツッコミはホントご勘弁ください。筆者は魚○のテーマソングを歌えるので、それで函館人認定ということで、ひとつ。)
はてさて、このような面白い函館弁を覚えることで、現地での会話がさらに楽しくなります。
函館弁を楽しむ方法
これから、現地の人々との交流を通じて学ぶ方法、観光スポットで函館弁を耳にする方法、インターネットや書籍で函館弁を研究する方法、函館弁を使ったイベントや体験プログラムを楽しむ方法について解説します。
現地の人々との交流を通じて学ぶ
函館弁を楽しむ最も効果的な方法は、現地の人々と交流を通じて学ぶことです。
地元の方々と話すことで、函館弁の言葉やニュアンスを直接学べます。また、地元の人々が普段どのような場面で函館弁を使っているのかも観察することができます。
観光地やレストラン、ショップなどで地元の人々と会話を楽しむだけでなく、民泊を利用することもおすすめです。というか函館市内の観光客向けホテルではお願いすると、だいたいスタッフさんが函館弁使ってくれたりします。
これにより、地元の家庭での生活を体感し、函館弁を自然と身につけることができます。
観光スポットで函館弁を耳にする
函館弁を耳にするためには、観光スポットや地元のイベントに参加することがおすすめです。函館山や五稜郭、函館朝市など、観光名所に行くと地元の人々と触れ合う機会が増え、函館弁を耳にすることができます。
また、函館では年間を通して様々な地元のイベントが開催されています。
夏には函館の花火大会、冬には函館クリスマスファンタジーなど楽しいイベントが盛りだくさんです。これらのイベントに参加することで、地元の人々と触れ合いながら函館弁を体感できます。
インターネットや書籍で函館弁を研究
函館弁を学ぶ方法として、インターネットや書籍を利用するのも有効です。
※Youtubeで見つけたもの
インターネットでは、動画やブログを通して函館弁の言葉や表現を学ぶことができます。特に、地元の人々が動画で函館弁を使っている様子を見ることで、よりリアルな函館弁が学べます。
また、書籍では、函館弁の辞典や地域研究、文化紹介の本など様々なジャンルで函館弁に関する情報があります。函館弁の言葉や文法をしっかり学び、使いこなすためには、書籍を活用することが重要です。
まとめ
本記事では、地域色豊かな言葉である函館弁の魅力を徹底解説しました。函館弁の特徴や文例を通じて、その独特の言葉やイントネーション、地域性が反映された言葉の数々を紹介しました。
また、函館弁を楽しむ方法として、現地の人々との交流や観光スポットでの体験、インターネットや書籍での学習、イベントや体験プログラムを楽しむことを提案しました。
観光や移住を考える際、言葉の違いに困ってしまうこともあるでしょう。そんな時は当サイトまでお気軽にお問いあわせください。
したっけ!